2006-08-31

pppdでdopa

dopa(Moblie Arc 9601)をつなぐ必要が出たので、しばらく遊んでみた。

最初はぜんぜんダメダメ。

いろいろログを調べた結果、デフォルトの状態から、以下を修正したらば
うまくいけました。

あ、system-config-networkをいじったらば、勝手に作成される、
/etc/wvdial.confの中身の書き換えの話です。

Modemセクションの、初期化のとこを以下のようにコメントアウト
Init1 = ATZ
#Init3 = ATM0

Dialerセクションの、モデム初期化文字列を以下のように修正。
Init1 = ATZ
#Init2 = ATQ0 V1 E1 S0=0 &C1 &D2 +FCLASS=0
Init2 = ATQ0 V1 E1 S0=0 &C1 &D2

Arcには、+FCLASS=0はなかったみたい。

これで、電話をかけて、pppdに制御が移るとこまではたどり着きます。

次が、dopaが対応してない機能を外すための、pppdのオプション指定。
pppdのdebugオプションを指定して、Rejectされている機能を、外していきました。
これとか、
sent [IPCP ConfReq id=0x1 <compress VJ 0f 01> <addr 192.168.13.1> <ms-dns1 0.0.0.0> <ms-dns3 0.0.0.0>]
rcvd [IPCP ConfRej id=0x1 <compress VJ 0f 01> <ms-dns1 0.0.0.0> <ms-dns3 0.0.0.0>]
これとか、
sent [CCP ConfReq id=0x1 <deflate 15> <deflate(old#) 15>]
rcvd [LCP ProtRej id=0x2 80 fd 01 01 00 0c 1a 04 78 00 18 04 78 00]

結局、/etc/pppd/optionsは、以下のようになりました。
lock debug novj nodeflate

あ、debugは運用時には、外します。
私の場合には、圧縮オプションのdeflateが悪かったように思います。
環境によっては、nobsdcompも必要かも。

2006-08-02

udevの設定とか

マルチポートのシリアルボードを追加した。
moxa CP-118Uだ。8ポートもあるし、RS485も扱えるすぐれもの。
linux用のデバイスドライバのソースも付いてて、コンパイルしてインストールして、デバイスファイル作って
modprobe mxser
で、簡単にインストールできた。

んだけど、再起動したらば、一般ユーザから使えなーい。
見ると、
/dev/ttyM?のパーミッションが、
crw------- 1 root root
になってる。

調べたら、最近はudevとかいうやつが、自動的に存在するデバイスのデバイスファイルだけを/devに作ってくれるそうな。そういえば、/devの下すかすかだよなー。

パーミッションは、ルールを指定すればそれに従って作るらしいことがわかった。上のパーミッションは、
udev.confで指定された、デフォルトの(ルールが無いとき)設定だった。

で、/etc/udev/permissions.dに、10-ttyM.permissionsというファイルを作成した。
[root@elena permissions.d]# cat 10-ttyM.permissions
# permission/ownership map for udev
# ttyM devices
ttyM[0-9]*:root:uucp:0666

これで、起動時に意図どおり、
crw-rw-rw- 1 root uucp
になった。

ついでに、moxaのユーティリティで使う、mxserというエイリアスを作るルールも追加。
ルールは、/etc/udev/rules.dに置くらしい。
[root@elena rules.d]# cat 11-moxa.rules
# for moxa mxser device symlink
KERNEL="ttyM32", SYMLINK="mxser"

これで、起動時に/dev/mxserも作ってくれる。

参考にしたさいと
http://www.gentoo.org/doc/ja/udev-guide.xml
http://www.gentoo.gr.jp/transdocs/udevrules/udevrules.html
http://mux03.panda64.net/docs/udev_on_fedora_ja.html